プロデューサーのひとこと

先日、第35回スタジオレッスンの題材は「報道ドキュメンタリー」でした。

特別講師は、長年、朝のワイドショーなどで活躍していらっしゃるプロデューサー、

内田勉氏。

 

深いイイ話がぽんぽん口から飛び出します。

生徒だからと言って容赦はせず、プロに求められることって、

こういうことなんだっと、厳しい口調で言うわけではなく、至極当然のこととして

参加者に伝えるさまに、生徒の方々は深く頷いていました。

 

「作品は、作り手と喋り手が一緒に作り上げるもの。お互いが納得すればいい」

「ナレーションは人生そのもの。皆、それなりに人生を重ねてきて、いろいろ経験しているはず。でも、そのアウトプットの仕方がわからない。表現にまで結びつけていかなくてはいけない」などなど。

 

一番印象的だったのが、

生徒さんが読んだ後に、丁寧な口調で「今の読み、自分ではどう思う?」と尋ねていらっしゃったこと。

プロなら、自分の投げた球がわかるはず。

的確な応答が求められる大切な瞬間と感じました。