言葉に、気持ちも乗せて伝える仕事は、アナウンサーやナレーターだけでなく、通訳者も同じですね。
スピーカーの言葉を正確に訳しながら、スピーカーの気持ちと同じ高さで言葉を伝えられると、まるで、スピーカーが日本語も話しているかのような錯覚に!
理想的です。
ジョーク好きなスピーカーだったり、力説しているスピーチだったり、怒りのコメントだったり。。。
通訳の現場は様々です。
通訳する日本語に気を遣いながら、一番気が抜けないのは、やはりスピーカーが話しているように「サラリ」と言ってのけること...ではありませんか。まるで水面下で足をバタつかせている水鳥が、本当は頑張って泳いで、苦しみもがいていているのだけれど、表面では何事もなかったようにスイスイ泳いでいるように。
スピーカーが涼しい顔をしいるのに、通訳者が、言葉に詰まったり、噛んだり、何を言っているかわからない小さな声だったり、無愛想だったり、滑舌が悪いがためにせっかくのジョークが受けなかったり...。想像するだけで凍り付きます。
大事な場面で「サラリ~」と言えるために、日々の訓練大切です。
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