「人前で話しをする」となったとき、何を一番に考えますか。
・早口にならないようにしよう
・わかりやすい内容にしよう
・きちんと説明しよう
・かまないように気をつけよう
・大きな声で話そう
・自然体でやろう など
いろんなことが頭に浮かびますよね。
確かに、どれも気をつけたいことばかり。
そのために、腹式で発声練習をしたり、滑舌練習に励んでみたりすると思います。
「自然体で」とうのは、話の内容がスーっと入って来ますね。
では、その自然体というのは、どういう話し方でしょう。
スピーチはこうあるべきだ!みたいな形にとらわれた話し方をすると、とたんに内容が伝わらなくなってしまうことってあります。
まるで海外企業のCEOがステージで話しているときのような身体の動きが突然加わると、ますます内容が入らなくなります。
強弱がはっきりしている喋り方に、身体の動きがつくのは自然な行為なので、内容が伝わります。
が、日本語のように、意識しないと平坦な抑揚のない喋り方になってしまう言語で、
内容と合わない身体の動きがつくと不自然で、逆に内容が伝わりにくくなってしまいます。
では、本当に自然体だから、何もしなくて良いのか~というと、決してそうではありません。(芝居経験のないひとが芝居をするとたどたどしく見えるのを想像していただくと近いと思います。)
人に伝わる動き方を意識していくことが、より自然に見せることにつながるのです。
目指すは、自然な抑揚のある話し方とそれに合った身体の動きのマッチングですね!
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